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「……で、お前は何なんだ」
「誰がリア充になんか教えるかよバァァァァァァァァカァァァァァァ!!!!」
「…そうか……」
「あ、あれ?ハヤトサン?目が怖いデスヨ?
とりあえずその握りしめた拳を下ろして……ちょ、なにを」
「何で俺の名前を知ってるんだ!!」
「アッ───!」
閑静な住宅街にハヤトクンの怒声と俺の悲鳴が響いた。
「すんませんマジ勘弁してください。
俺の名前は桜井良太郎です。
俺がハヤト様とナツキ様の名前を知っていたのは聴こえたからです」
「ふむ、よろしい」
もはや土下座を越え頭を地面にめり込ませてる俺に許しをくれたのはハヤトクンではなく、
何故か腕を組んで俺を見下ろす得意気なナツキちゃんだった。
「なんで捺姫が得意気なんだ……?」
「……あれ?なんでだろ」
「……チッ、ナツキちゃんは天然キャラか。
見せつけてンじゃねェぞ三下ァ」
台詞を盗られ少し不満気に質問を漏らすハヤトクンとその質問の返答の仕方が解らず?マークを頭上に浮かべるナツキちゃんを尻目に、
ハヤトクンだけに毒を吐く。
ちなみに俺はお姉さんか妹、または会長キャラが好きです。(キリィッ
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