第一章、自己アピールは大事

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リアルツンデレってよく考えたらビッチじゃね? とか考えてるとハヤトクンが思い出したかの様に口を開いた。 「そういやこの後アニ🌕イト行くんだった」 「ご一緒しても宜しいでしょうかハヤト様」 まるで主人に従順な下僕〔いぬ〕の様にハヤトクン……ハヤト様に平伏する。 アニメ🌕トと聞きゃあ黙っちゃいられねぇ。 「はぁ?なんで連れてかなきゃならないんだよ」 「お願い致します、何でも致しますから」 「連れていってあげたらー?」 不意に背後から声がしたので振り向くと、そこにはナツキちゃんの様な女神様が微笑みながら立っておりました。 思わず駆け寄り女神の手を掴むと、自然と俺の目から涙が零れる。 「うん、触らないで」 が、同じ笑顔なのに怖い笑みを浮かべ女神は悪魔へと変貌した。 もちろん光よりも、ニュートリノ並に速く離れましたよ、えぇ。 トン、と肩に手を置かれる。 そこには微笑んだハヤトクンの姿が。 「ハヤトェ……」 俺はこの時、ハヤトクンが聖人君子の様に見えた。 「まぁ……乙」 だがハヤトクンはただ俺を馬鹿にしてるだけだった。 チクショーが。
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