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『お安いご用や』
神はニヤリと不敵に笑うと、いきなり俺の頭に手を置いてきた。
俺にアッ───!なそっち系の趣味は無いんだが。
「触んな愚図」
『うわーひどいわー、今からキミをチートにしたろうとしとる存在に』
な、なん……だと……?
確かに、胸の奥に力強く、熱い何かが込み上げてくる気が……
しねぇよwwwwwwwwww
ただのオタクにそんなもん感知できるハズがねぇwwwwwwwwww
『終わったで』
えー、あー、うん、何も無かったね(笑)
光りもしなかったし気絶寸前まで苦しまなかったし。
『ノーリスクの方が格好いいしキミにとってもええやろ?』
やめて!これ以上私の心を貴方の穢れた精神で踏み荒らさないで!
『……あー…もうめんどいわ。
という訳で強制転送』
「え、どう言う訳───」
神の言葉に反発する前に俺の後ろにただ白い空間とは逆のただ黒い穴が現れ、神に肩を押され落とされた。
『あ、キミの姿は生前のまんま、キミの要望通り普通の世界。
ほな頑張ってや~』
なんか神がゴチャゴチャ言ってたがあまり良く聞こえず。
俺はまた深い闇に意識を沈めた。
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