始まりの時

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福村「んじゃ、使い魔の説明に入る。まず、使い魔ってのはこの世界とは違う別世界から呼び出すもんだ」 ふむ、ここは中学で習ったところだな 一応、中学でも使い魔なついては習うが、ほとんどが知識だけだ 使い魔を召喚していいのは、中学卒業後からとなっている 福村「本来、使い魔は自分の属性のものが呼ばれる。召喚に必要なもんは、自分の血だ。そうする事で、相性の良い、また、自分に合った使い魔がでてくる」 「先生、質問があります」 皆が聞いている中、茶髪の男子生徒が手を挙げた。 福村「なんだ、村本」 村本「自分の血と他の誰かの血が混ざった場合、どうなるんでしょうか?」 お、それは気になる。 全然気にしていなかったがな 福村「安心しろ。何も起こらん。血が混ざった場合は、その二人の情報がうまく読み取れず、使い魔は出てこない」 ま、そんなことをわざとするやつは、ただのバカだがな。と、福村先生は付け加えた。 福村「それじゃ、始めるぞ。念のため、一人につき、教師が二人ほどつくが気にするな。ま、一番気にするのは、あっちだがな」 と言って、福村先生は観客席の方を見た ここのホールは様々な行事で使用されるため、観客席もついている。 福村先生が見上げた先にいたのは…… 結子「せ、生徒会長……」
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