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結子「ククッ……あ、あんた最上級出すって言って……ククッ、下級出してくるなんて……アハッ!お、お腹が痛い~!」
帰ってきて早々、本人を目の前にして遠慮なく笑う結子
結子「ハハ……フゥ~……で?名前は?ククッ」
目尻の涙を拭い、俺の方を向いた
てか、まだ笑ってるからな。お前
スッゲェ失礼だからな?
勝「あぁ。レッドバードのヒナタだ。ほら、一応挨拶しとけよ。そうじゃなきゃ、焼き鳥にされるからな」
ヒナタ「ピィェー!?」
俺の言葉に怯えたヒナタは、結子から逃れるように器用に背中に隠れた
結子「ちょ、ちょっと!?何変なこと教えてんのよ!?だ、大丈夫だからね?ヒナタちゃん?私はそんなことしないよ?」
まるで赤子をあやすようにヒナタに話しかける結子
いつもの俺にもこんぐらいしてくれたらなぁ……
ヒナタ「ピ、ピィ?」
本当なの?と言いたげな目をするヒナタ
全く、愛らしいぜ
そんなヒナタには真実を教えてやるか
勝「ヒナタ!騙されるなよ!俺はこいつに何度も目を刺されてるんだぞ!」
ヒナタ「ピィェー!!??」
いい放った瞬間、全力で怯え出すヒナタ
結子「なっ!?何嘘言ってんのよ!」
勝「別に~。俺は嘘なんて言ってないが?」
結子「クッ!ほ、ほらヒナタちゃん?あなたにはそんなことしないからね?」
俺にはするんですね。酷いもんだな
ヒナタ「ギョェェェ!」
そんな呼び掛けにも応じず、飛んで逃げるヒナタ……最後のは鳥の鳴き声に聞こえなかったなぁ~……
福村「よしっ!これで召喚は終了だ。各自帰って良し!」
先生の呼び掛けに、生徒たちは帰り出す
勝「さてと、帰るか」
俺もそれに続いて帰る
結子「ま、待ってよ~!ヒナタちゃ~ん!」
ヒナタ「ビェェェ!!」
……あれも連れていかなきゃならんのか……
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