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福村「よし、全員使い魔の召喚は終わったみたいだな」
何とか、ヒナタと結子を落ち着かせて教室へ戻ると、担任の福村先生が入ってくる
クラスの奴はそれぞれ頭や肩、机の上に召喚した使い魔を待機させている
ちなみに、ヒナタは頭の上だ
ウハッ!あったけ~
福村「んじゃ、今から一時間は自由時間だ。各々、有意義に過ごすようにな」
福村先生は手元の出席簿を持つと、そのまま教室から出ていった
?「よっしゃ!自由や!女子の先輩見に行こうぜ!」
?「ちょっと!?声がでかいって! 僕まで変態扱いされるじゃないか!」
先生が出ていった直後、いきなり一人の男子生徒が立ち上がり、もう一人の男子生徒の手を引っ張って教室から出ようとする
結子「男子のすることって、分からないわ。ねぇ~、スノウ」
スノウ「ギャウ!」
そんな様子を見ていた結子が、後ろでスノウと戯れている
勝「俺からしたら、いきなり目を突いてくる女子のほうが分からねぇよ。なぁ?ヒナタ」
ヒナタ「………」(コテン)
あら、寝ちゃってるよこの子
ヒナタは俺の頭の上で、ぐっすりと眠っていた
まだ体が小さいからなのだろう。その様子はとても愛らしい
ギュッ!
結子「誰が冷酷で暴力的な女ですって~…」
勝「え!?いや、結子!?何もそこまで言ってな結子「問答無用」あ!イ、イタイ!ちょまっ!つねるの禁止だって!?」
そこまでいって、漸く背中から手を離す結子
しかも、周りに気づかれないようにやるとか、あんた、暗殺とか得意なんじゃね?
結子「………フン!スノウ、あいつが悪いわよね~」
スノウ「……ガ、ガウ………」(ブルブル)
おい、脅してどうすんだよ
スノウの足は生まれたての草食動物のように震えていた
もうそりゃプルップルに
スノウよ。強くあれ
そんなスノウに、心の中で合掌する俺だった
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