一章

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勝「なぁ、結子。寮ってどこにあるんだ?」 結子「学校出て東に行くのよ。それぐらい調べときなさいよね」 ………何故結子は俺への風当たりがキツいのだろうか…… この学校は全寮制であるため、入学初日の俺たち一年は寮へ行って部屋の鍵を貰わなくてはならない そのため、寮の場所を知らない俺は、結子と向かっているのだった 勝「ほぇ~。これが寮か。……でかいな」 結子「生徒数も多いんだから、当然よね」 俺が隣で突っ立っているのを無視して、結子は寮へ入っていく 当然、それについていく俺だったのだが……… 結子「……何で付いてくるのよ。ここ、女子寮よ」 勝「………はえ?」 中に入ったとたん、女子生徒の皆さんから変な目でみられる 目線が………痛いです 勝「し、失礼しましたぁぁぁぁぁ!!」 目線に耐えきれなくなった俺は背を向けて、一目散に駆け出す。 クソッ!男女で別れてるなら、早く言えよな!貧乳が! 男子寮へ向かって走るなか、内心で幼馴染みに罵倒を吐き続けていた
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