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次の日
福村「おし、休みはいないな。それじゃ、授業を始めるぞ!初っぱなだからな。気合い入れてけぇ~」
今日はこの学校に入って初めての授業だ
一限目は我らが担任の授業であるため、HRのあと、直ぐに始まった
福村「先ずは先日行われた使い魔召喚についてだ。これは魔方陣を用いて行われるというのは習ったな?その魔方陣だが、これは教師のみが知る許可を与えられる。何故だか分かるか?東畑、答えてみろ」
え?お、俺っすか!?
急に名指しされたため、慌てて席から立ち上がる。
……膝打った…イテェ…
勝「ええっと……確か生徒が勝手に使い魔召喚を行うのを防ぐため……だったような……」
残念ながら、試験はギリギリで通ったのだ。
ちゃんと答えられないのは許してほしいものだ
福村「正解だ。あと、ここは基礎なんだぞ。もっと自信をもって答えられるように」
勝「……はい……」
正解はしたが、ダメ出しを食らったため、静かに座った
後ろから基礎よ基礎。そのくらい覚えときなさいよね。と、言われたのだが、俺は気にしない
うん、世の中、知らない方がいいこともある
福村「では次だ。そもそも、何故生徒は使ってはいけないのか。これにはちゃんと理由があるのだが………河野、答えろ」
福村先生が、クラスの男子生徒を当てる
ん?よく見たらあいつ、この前教室を飛び出していったやつじゃないか
その生徒は、席からゆっくりと立ち上がると、一言。こう言ったのだった
河野「おっぱいは正義!」
……………何を言ってるんだあいつは………
福村「………河野、あとで職員室に来い」
河野「美人の先生はいますか?」
福村「よーし分かった。お前はこっちに来い。教育的指導をしてやろう」
河野「遠慮しときまーす。それなら、西野田が答えてくれますって」
河野は二つ隣の席に座ってたる、緑のマフラーをつけた生徒を指差した
てか、この前河野に手を引っ張られてたやつじゃねぇかよ
西野田「ちょ!零斗?押し付けないでよ!」
河野「まぁまぁ。そう怒るなって」
福村「………はぁ、もういい。西野田、頼んだ」
呆れた声を出した福村先生は、頭を押さえながら西野田という生徒を指名した
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