一章

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あれから福村先生の授業は続いた 基礎的な事が中心だったため、なんとかついていくことはできたのだが、これからの授業で、ついていけるのかが心配になった授業でもあった そして、今は午後 ?「皆さん揃っていますカ? それでは自己紹介デス! ワタシは使い魔での実技を担当しマス、桂川 ナルシー(カツラガワナルシー)デス! これから一年間、よろしくデス!」 待ちに待った実技の時間 始業式で使ったホールに集合したC組を待っていたのは、話し方が独特の金髪の男性教員だった そう、金髪 そこまではよかったのだが……… 結子「ねぇ、勝。何であの人アフロなの?」 勝「いや、それは俺が聞きてぇよ」 集中しようにも、どうしても目がアフロに行ってしまう おまけにサングラス装備だ 何人かクスクス笑っている ナルシー「さて、皆さんは先日、使い魔召喚を終えましたネ。この授業では、主にその使い魔を使った実技を行うデス!」ボンボン 笑っている生徒に気づいていないのか、なおも話続けるナルシー先生 揺れてます。動くたびにアフロが揺れてますよ 心の中でナルシー先生に忠告しておくが、無駄だと思ったため止めておく 「先生、実技はいったい何をするんでしょうか?」 クラスメイトの一人がナルシー先生に尋ねた 確かに、俺も楽しみとは思っているが、実際、どんなことをするのかは知らない そもそも、使い魔召喚は中学ではやらないのだ。当たり前の事である ナルシー「主にワタシの出す課題をやってもらいマス!例えば、この学校の敷地内に森がありマス!そこで、木の実の採集したり、戦闘訓練などしてもらいマス!」 森って………この学校、相当広いんだな…… だが、戦闘訓練はこの授業だ。これは、俺が最も楽しみにしている授業である そもそも、何故戦闘訓練を受けるのか それは、人類の歴史を見れば分かることだ
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