一章

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?「悪いな。急に声かけて」 すまなそうな顔をしながら、こちらに謝ってきた 勝「あ、いや。別にいいぜ。…………えっと、何か用か?」 ?「ん?あぁ、実はな、俺とペア組む予定だったやつが今日休んでてよ。お前余ってるんだろ?」 お、俺がぼっちだったと見抜いただと…………!?こいつ、なかなかやるな……… 勝「まぁ、確かに余ってはいるんだが………何でわかったんだ?」 一応、疑問に思ったので聞いてみる ぼっちだと思われているのなら、誤解は解いておきたいしな 友達だって結子の他にも……………………いたっけ?あ、ヤベ。目から汗が… ?「いや、様子見てたらわかるし…………って、何で泣いてるんだ?」 勝「いや…………何でもない…………」 ?「お、おぉ。そうか。んで、俺もどうしよっかと思ってたんだが、あっこの女子がお前が余ってるって教えてくれてよ」 と、教室の前の方で喋っているやつを指差す 見慣れた水色のポニーテール………結子だった 勝「結子が…………か?」 ?「あぁ、聞くところによると、幼馴染みらしいな」 そうか…………なんだ、やっぱり心配はしてくれてたんだな。こりゃ、何かお返ししとかないとな ?「で、どうする?今日の模擬戦、組まないか?」 そう言って手をさしのべてくる。結子が手を貸してくれたチャンスだ。断る理由なんて何処にもない 勝「もちろんだぜ!よろしく頼む。俺は東畑勝だ」 ?「俺は村本忠邦(ムラモトタダクニ)だ。今日はよろしく頼むよ」 俺も手をさしのべて、村本と握手をかわす 大事な模擬戦だ。絶対勝ってやるさ
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