一章

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ナルシー「はい!それではみなサン!ペアの中で代表の一人がくじを引いてくだサイネ!」 実技の授業に入り、俺は忠邦と固まる 呼び捨てなのは、名前で呼んでくれと言われたからだ 忠邦「それじゃ、取ってくるよ」 勝「いや、俺が行くよ。忠邦は待っててくれ」 取りに行こうとする忠邦を呼び止めて、俺はくじを引きにいく こっちがペアを組ませてもらったんだ。これぐらいはさせてもらわないとな ナルシー「はい、東畑クン」 番号の入った箱に手を入れ、ガサゴソと動かす たまたま手に入り込んできた紙を取り上げた 勝「………11か………」 まぁ、だいたい真ん中ぐらいかな たナルシー「今引いた番号のペア同士が対戦デス!番号が呼ばれたら、ステージに上がってくだサイネ!」 忠邦「一回一回やるんだな。ふぅ、緊張するな」 勝「まぁ、大丈夫だって!逆に見せつけるチャンスだ!」 ここで良いところを見せれば、下級でもすごいってことがわかるはずだ 忠邦「そういえば、勝の使い魔はその鳥か?」 俺が気合い十分になっていると、忠邦が頭の上のヒナタを指差して聞いてきた 勝「ん?そういや、紹介がまだだったな。レッドバードのヒナタだ!」 ヒナタ「ピィー!」 紹介と同時にヒナタが元気よく鳴いた あ、今起きたんだな 忠邦「レッドバード…………か。まぁ、下級だからって気にすんなよ。ここで頑張れば、誰も文句言うやつはいないしよ 勝「おう!もちろんそのつもりだぜ!んで?忠邦の使い魔はどこだ?」 見たところ、何処にもいねぇぞ?
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