一章

16/25

177人が本棚に入れています
本棚に追加
/87ページ
忠邦「あぁ。あいつは今、ここにはいないよ」 え?いない? 勝「どういうことだ?」 忠邦「俺の使い魔は、下が好きなんだよ。だから、呼ばないと出てこないんだ。ま、今から呼ぶから少し待っててくれ」 忠邦はそう言うと、爪先を地面に三回、トントントンと音を鳴らして打った ムクッ すると、丁度忠邦の真横の地面が盛り上がった ッパァッ! ?「キシャァァァ」 忠邦「こいつが俺の使い魔。モグリートのフウだ。よろしく頼む」 腕や足はなく、ニョロニョロと動くフウ 色は茶色で、胴の真ん中は太く、尻尾の方は細い 勝「忠邦は土属性なんだな」 忠邦「まぁな。それじゃ、今日はフウ共々、よらしく頼んだ」 勝「おう!こっちこそよろしく!」 ヒナタ「ピィピィ!」 フウ「…………」 忠邦「ん?フウ、どうしたんだ?」 何故かヒナタを見たフウは一瞬、少し伏せたような体勢をとった おかしいな。ランクはこっちの方が下なんだが……… 俺の気のせいか?
/87ページ

最初のコメントを投稿しよう!

177人が本棚に入れています
本棚に追加