一章

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そうして、忠邦と話している間にも、模擬戦は進められていく 他のやつらは、だいたいが中級のランクの使い魔だ なかには、上級のやつも2、3人いた 勝「お、結子の番じゃねえか」 続いてステージに上がったのは結子ともう一人の女子。さっき、結子と話していたやつだ ナルシー「それでは、始めてくだサイ!」 ナルシー先生の合図で、両者の使い魔が大きくなる スノウ「グルァァァァ!!」 ………うん、相変わらずの迫力だな 見ろ、相手の使い魔がビビっちゃってよ やはり、最上級の名は伊達じゃねぇな 結子「澪!手っ取り早く決めるわよ!」 澪「分かった!ミア!『アクアファング』!」 ミア「キシャァァァァァァ!」 澪と呼ばれた女子が、自分の使い魔に指示をとばす すると、二人の背後にいた青い蛇みたいなやつが飛び出していった 忠邦「………上級か。それも水属性。このペア、なかなか強いな」 隣で忠邦が呟く 勝「いや、結子がいる時点で十分強いと思うんだが………」 忠邦「いや、戦闘力で見ればそうなんだがな。だが、俺が言っているのは戦略的に見て。ということだ。ほら、見てみろよ」 視線をステージに戻す。そこには、体が凍りついて動けない使い魔が二匹 忠邦「さっきのやつが、水属性の技で体を濡らした後、平井が凍らせたんだろうな。火属性なら抜け出せたんだがな………」 なるほど、これが忠邦の言っていた戦略的にってことか 確かに、相手の使い魔は風に雷。抜け出すのは、無理だったのだろう 結子「いくわよ!スノウ!『アイスボール』!」 スノウ「ギャウッ!」 スノウの周りに、30cmほどの氷の塊が作られると、そのまま動けない使い魔たちに襲い掛かった ナルシー「そこまで!勝者は平井サン、林野(ハヤシノ)サンペアデス!」
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