一章

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すぐさま前に向き直る そこでは、さっきと変わらずに立っている河野と西野田。そして、その使い魔 …………いけるか 勝「ヒナタ!いっちょやるぞ!『フレイムボム』! ヒナタ「ピィー!」 俺が指示を出すと、ヒナタの周りに無数の火の玉が現れる サイズは10cmほどだが、如何せん、その数が多い 河野「………なぁ、直生。あれ、下級なんだよな?」 西野田「う、うん。確かそのはずなんだけど………」 河野「………多くね?」 西野田「うん、ざっと見て500はあるよ」 正直、俺もビックリした。なんせ、ステージを埋め尽くすほどの火の玉が出現したからだ …………まぁ今はいいか 勝「ヒナタ!一斉発射だ!」 ヒナタ「ピィィーーー!!!」 ヒュンヒュンヒュンヒュン!!! 河野「エラス!出来るだけ耐えろ!」 西野田「ベル!なんとかかわして!」 大量の火の玉が飛んでくるのにたいし、河野の使い魔は防御を、西野田の使い魔は回避を始める 河野「チッ!重い一撃より、よっぽどたちが悪ぃ!」 バンバンバン!! ベル「キャウッ!?」 西野田「ベル!?」 すると、回避しきれなかったのか、西野田の使い魔にフレイムボムが当たった 一発当たると、動きがにぶくなり、次々に当たり始める 河野「クッ!直生はもうダメ………なら俺が………」 忠邦「残念だな。俺を忘れいてるぞ!フウ!『アースドリル』!」 スガーンッ!! エラス「グガァッ!!??」 河野「エラス!?」 忠邦が叫ぶと同時に、河野の使い魔の真下からフウが現れ、そのまま攻撃 体に土を纏ってドリルのように回転しているフウの攻撃は、なかなかの威力があったようだ これが俺の考えた作戦 まず、俺がヒナタの攻撃で敵の隙を作り、その間にフウが下から攻撃 さすがに、火の玉の量には驚いたが、うまくいって何よりだ ナルシー「そこまで!勝者は村本クンと東畑クンのペアデス!」 こうして、俺の初戦闘は終わったのだった
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