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勝「あぁ~………マジで凍結死するところだったぜぇ…。ありがとうな、ヒナタ」
ヒナタ「ピィ~!」
あのあと、やっぱり氷の像となっていた俺は、ヒナタの助けもあり、なんとか無事でいられたのだ
河野「どうでもいいから、俺のも早く溶かしてくれよ」
勝「元凶が文句を言うな」
今俺は、顔以外がまだ氷ったままの河野の体をヒナタに温めさせている
河野「まぁ、貧乳とはいえ、女子のパンツを拝めたんだ。よしとしとくか」
こいつ、ヒナタの攻撃でも喰らわせてやろうか?
西野田「零斗。また、平井さんに氷らされるよ」
隣にいた西野田も河野にあきれたのか、やれやれといった表情で返す
河野「はいはい、分かってるよ。チェッ、避けられるやつはいいよな」
西野田「仕方ないでしょ。僕の取り柄はこれくらいなんだから」
ん?そう言えば、何で隣にいた筈の西野田は結子の攻撃を避けられたんだ?
やっぱり、使い魔の能力か?
ヒナタ「ピィッ!」
そこまで考えていると、ヒナタが鳴いた
どうやら、作業が終わったようだ
河野「ク~ッ!やっぱ、体が動くってのはいいもんだな!おちおち覗きもできねぇえ」
西野田「零斗………君の性格はどうにかならないの?」
河野「んなもん、お前がよく知ってるだろうに。おし!そりじゃ、行こうぜ!」
河野が先頭になって歩き出す
その後ろでガックリとしている西野田のマフラーがいつもより縮こまって見えた
さて、行こうか
俺たち三人は、結子たちが待つ場所へと向かったのだった
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