二章

8/25

177人が本棚に入れています
本棚に追加
/87ページ
勝「あぁ~………マジで凍結死するところだったぜぇ…。ありがとうな、ヒナタ」 ヒナタ「ピィ~!」 あのあと、やっぱり氷の像となっていた俺は、ヒナタの助けもあり、なんとか無事でいられたのだ 河野「どうでもいいから、俺のも早く溶かしてくれよ」 勝「元凶が文句を言うな」 今俺は、顔以外がまだ氷ったままの河野の体をヒナタに温めさせている 河野「まぁ、貧乳とはいえ、女子のパンツを拝めたんだ。よしとしとくか」 こいつ、ヒナタの攻撃でも喰らわせてやろうか? 西野田「零斗。また、平井さんに氷らされるよ」 隣にいた西野田も河野にあきれたのか、やれやれといった表情で返す 河野「はいはい、分かってるよ。チェッ、避けられるやつはいいよな」 西野田「仕方ないでしょ。僕の取り柄はこれくらいなんだから」 ん?そう言えば、何で隣にいた筈の西野田は結子の攻撃を避けられたんだ? やっぱり、使い魔の能力か? ヒナタ「ピィッ!」 そこまで考えていると、ヒナタが鳴いた どうやら、作業が終わったようだ 河野「ク~ッ!やっぱ、体が動くってのはいいもんだな!おちおち覗きもできねぇえ」 西野田「零斗………君の性格はどうにかならないの?」 河野「んなもん、お前がよく知ってるだろうに。おし!そりじゃ、行こうぜ!」 河野が先頭になって歩き出す その後ろでガックリとしている西野田のマフラーがいつもより縮こまって見えた さて、行こうか 俺たち三人は、結子たちが待つ場所へと向かったのだった
/87ページ

最初のコメントを投稿しよう!

177人が本棚に入れています
本棚に追加