二章

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忠邦「あと、保存食で物足りないなら、森の動物でも狩ることだな。血抜きやら解体やらは自己責任だが」 そりゃ、ちょっと気が引けるなぁ…… なれているやつなら分かるが、初心者がやってどうこうできるもんじゃないぞ 勝「一応聞くけど、この中で解体とかの作業ができるやついるか?」 スッ 俺が念のため聞いてみると、意外なことに真太が手を挙げた 真太「………そういうのは慣れている……」 忠邦「まぁ、昔から山籠りとかしてたもんな。お前」 ………見た目に反してなかなかワイルドな少年だったんですね 身長やら性格やらを考えてみても、とてもそうとは思えないんだが…… ジャキッ! 突如、首に鉛筆が押し付けられる 真太「………身長のことは考えるな……いいな?」 おもいっきり首を縦に振る え?なにこの子、超怖い 忠邦「真太は隠密行動とか情報収集が得意でな。この資料も真太が作ってくれたんだ」 結子「あら、なかなかやるじゃん」 勝「そりゃぁ、すげぇじゃねぇか!」 だから、お願いします。その鉛筆を下ろしてくれませんかね? そんな祈りが通じたのか、真太は鉛筆を離してくれた よかった、助か 真太「………次は無いぞ‥」ボソッ ………った訳じゃないんですね。やだ、めっちゃ怖い
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