二章

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グリッ! 勝「ンギィァ!?」 俺が澪の腰に巻き付いているミアを睨んでいると、足の甲に鋭い痛みがはしった 勝「……あ、足をどけてくれないか?結子」 結子「……ふん!変なところ見てるからよ」 足をどかした結子は、水色のポニーテールを揺らしながらそっぽを向いた なぜ、結子には俺の考えが読めるんだ それも能力か? 真太「…次、ワグナの能力」 勝「あぁ、聞いてる聞いてる」 ボソッと声が聞こえたと思えば、真太が喋っていた もうちょい音量あげろ 真太「【マジックキャンセル】……相手の魔攻の無効化…」 ……え?なにそれ?強くないか? 結子「……なんか、卑怯くさい能力ね…」 真太「……仕方ない。……ワグナは防御特化」 忠邦「まぁ、動きが遅いもんな」 なるほどな。動きが遅い分、防がないと話にならんしな ……あれ?じゃあ、契約した真太は、なんであんなに速いんだ? ……むぅ、謎だ 結子「まぁ、いいわ。仲間なんだし、不利になる訳じゃないわ。私のスノウの能力は【冷気】よ」 結子はため息をつくと、そのまま能力の説明に入った 勝「…冷気?」 結子「そ。周りを冷やして、相手の動きを鈍らせるのよ。ただ、スノウは最上級だから、冷気といっても、相手を氷付けにするくらいは出来るわ。死ぬまではいかないと思うけど」 つまり凍死寸前まではできるんですね。やりそうだから、普通に怖い
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