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グリッ!
勝「ンギィァ!?」
俺が澪の腰に巻き付いているミアを睨んでいると、足の甲に鋭い痛みがはしった
勝「……あ、足をどけてくれないか?結子」
結子「……ふん!変なところ見てるからよ」
足をどかした結子は、水色のポニーテールを揺らしながらそっぽを向いた
なぜ、結子には俺の考えが読めるんだ
それも能力か?
真太「…次、ワグナの能力」
勝「あぁ、聞いてる聞いてる」
ボソッと声が聞こえたと思えば、真太が喋っていた
もうちょい音量あげろ
真太「【マジックキャンセル】……相手の魔攻の無効化…」
……え?なにそれ?強くないか?
結子「……なんか、卑怯くさい能力ね…」
真太「……仕方ない。……ワグナは防御特化」
忠邦「まぁ、動きが遅いもんな」
なるほどな。動きが遅い分、防がないと話にならんしな
……あれ?じゃあ、契約した真太は、なんであんなに速いんだ?
……むぅ、謎だ
結子「まぁ、いいわ。仲間なんだし、不利になる訳じゃないわ。私のスノウの能力は【冷気】よ」
結子はため息をつくと、そのまま能力の説明に入った
勝「…冷気?」
結子「そ。周りを冷やして、相手の動きを鈍らせるのよ。ただ、スノウは最上級だから、冷気といっても、相手を氷付けにするくらいは出来るわ。死ぬまではいかないと思うけど」
つまり凍死寸前まではできるんですね。やりそうだから、普通に怖い
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