始まりの時

2/11

177人が本棚に入れています
本棚に追加
/87ページ
「入学、おめでとう!」 学校に入って、入学式が行われる会場に来た俺と結子。 今は校長の挨拶だ …にしても… 勝「ここ広いよな~」 どう見ても、100mはあるんじゃねえか? 結子「当たり前でしょ。ここで使い魔の召喚やったり、実技やったりするんだから」 勝「納得」 しかし、校長の話が長い。 早く終わんねえかな… 「それではここで、生徒会長からの挨拶です」 勝「お、会長さんのおでましか~。確か、使い魔が六大聖獣だっけ?」 結子「えぇ、属性は風。巨鳥ガルダだったはずよ」 勝「しかし、すげぇよな。六大聖獣なんてよ。やっぱ、学校最強なだけあるよな」 ここ国立召喚士育成学校の生徒会長になる条件として、一番強いことが挙げられる 結子「おまけにカッコイイもんね~。誰かさんとちがって」 勝「…どういうことだ?」 結子「そのままの意味よ」 そう言うと、また前を向く結子。 勝「言っておくがな、俺もゆくゆくは強くなるし、顔だって…」 結子「はいはい、わかったわかった。とりあえず、入学式も終わったし行くわよ」 ふむ、どうやら気づかない間に終わっていたみたいだ 勝「さて、教室の確認でもしますかな」 そのまま、外に向かう 結子「私たちは同じCクラスよ。なに?あんたまだ見てなかったの?」 勝「当たり前だ。誰かさんが俺の視界を奪ってたから…」 スチャ 勝「すまん、謝る。だから、その俺の目を狙う二本の指をしまっておくれ」 あんな痛みは、もうごめんだ 結子「わかったならいいのよ。それじゃ、いくわよ」
/87ページ

最初のコメントを投稿しよう!

177人が本棚に入れています
本棚に追加