二章

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忠邦「にしても、あいつら遅いな。もう、終わるぞ?」 あいつら?……あぁ、河野と直生のことか すっかり忘れてたぜ 澪「遅いですね~」 結子「今頃捕まってたりし「ガゴンッ!」何!?」 突然、上から音がした。 みんなが顔を上げると、そこには一つの通気孔 どうやら、そこから音がしたようだ ガタガタガタガチャ! 勝「開いた?」 小刻みよく通気孔の蓋が揺れたかと思えば、蓋はすんなりと開いたようだった 河野「ふぅぁ~。危ない危ない。もうちょいで死ぬところだったぜぇ…」 忠邦「……なぜ、そんなところから出てきたんだ?」 通気孔から顔を出したのは、3年の更衣室へ覗きに行っていた河野だった 河野「当然、見つからないよう逃げたからに決まってるぜ!」 勝「いや、元気よく言うことじゃないだ……ん?一人か?」 よく見れば、道連れにされていた直生の姿が見当たらない 一緒に逃げてきたんじゃないのか? 河野「おうよ!直生は宣告通り、身代わりだぜ!」 勝「それ堂々と言うことじゃない!」 つまり見捨てたと?鬼かお前は 河野「まぁ、あいつなら生きて帰ってくるよ。……絶対にな…」 忠邦「それで許されるのか?」 河野「うん、無理」 舌を出して、おでこをコツンと叩く河野 いや、それでもダメだろ ガラガラガラ! 直生「れぇぇぇぇぇいぃぃぃぃぃとぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」 すると、制服が少しボロボロになった直生が登場した 直生「よくも、僕をつきだしたりしたね…」 河野「まぁ、怪我なくて良かったじゃん! 」 直生「良くないよ!必死で逃げ回ったんだよ!?」 何があったのかと言うと、こういうことらしい
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