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忠邦「にしても、あいつら遅いな。もう、終わるぞ?」
あいつら?……あぁ、河野と直生のことか
すっかり忘れてたぜ
澪「遅いですね~」
結子「今頃捕まってたりし「ガゴンッ!」何!?」
突然、上から音がした。
みんなが顔を上げると、そこには一つの通気孔
どうやら、そこから音がしたようだ
ガタガタガタガチャ!
勝「開いた?」
小刻みよく通気孔の蓋が揺れたかと思えば、蓋はすんなりと開いたようだった
河野「ふぅぁ~。危ない危ない。もうちょいで死ぬところだったぜぇ…」
忠邦「……なぜ、そんなところから出てきたんだ?」
通気孔から顔を出したのは、3年の更衣室へ覗きに行っていた河野だった
河野「当然、見つからないよう逃げたからに決まってるぜ!」
勝「いや、元気よく言うことじゃないだ……ん?一人か?」
よく見れば、道連れにされていた直生の姿が見当たらない
一緒に逃げてきたんじゃないのか?
河野「おうよ!直生は宣告通り、身代わりだぜ!」
勝「それ堂々と言うことじゃない!」
つまり見捨てたと?鬼かお前は
河野「まぁ、あいつなら生きて帰ってくるよ。……絶対にな…」
忠邦「それで許されるのか?」
河野「うん、無理」
舌を出して、おでこをコツンと叩く河野
いや、それでもダメだろ
ガラガラガラ!
直生「れぇぇぇぇぇいぃぃぃぃぃとぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
すると、制服が少しボロボロになった直生が登場した
直生「よくも、僕をつきだしたりしたね…」
河野「まぁ、怪我なくて良かったじゃん! 」
直生「良くないよ!必死で逃げ回ったんだよ!?」
何があったのかと言うと、こういうことらしい
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