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河野「……ごめ~んちゃいっ☆」
直生「謝ってすまないよっ!」
その、なんだ。………御愁傷様としか言えないなこれは
直生の話を聞いていた俺達だったが、なんと声をかけたらいいのやら、今までの直生の苦労がわかるような気がした
忠邦「……河野。お前はもう少し直生を労れ」
忠邦も話を聞いて、可哀想に思ったのか、河野に注意する
河野「………………………………まぁ、善処するよ」
直生「今の間はなにっ!?」
でも、こいつ、よく無事でいたな
先輩方からの攻撃を受けてたって話だが……
俺がそのことを伝えると、直生は怒るのを止めて、こっちを向いた
直生「ベルのおかげだよ。僕の能力は【エスケープ】っていうんだ。まぁ、危険の察知とか、攻撃の回避とかが得意になってるんだよ」
河野「ま、ヘタレな直生にはピッタリだな!」
直生の後ろで、河野が元気に言った
てか、ヘタレって……本人の前でいったらダメでしょうに
直生「そういう零斗だってそうじゃないか」
結子「そういえば、変態はまだだったわね」
確かに、こいつの能力は気になる。なにかと、不思議なやつだからな
河野「フフフ……聞いて驚けっ!俺の能力。それはな……【リンク】だ!」
……えと、そこからは?
まるで、説明は終わったかのように、腕組みをする河野
結子「ちょっと、なに止まってんのよ。早くしなさい」
イラついているのか、結子が急かす
河野「まぁ、待て。かわいい猫のプリントされたパンツが泣いているぞ?」
は?パンツ?
パキパキッ!
その瞬間、俺達の足元が……氷った
結子「あ、あんた……な、なんで……」
ワナワナと震える結子を無視して、河野は続けた
もちろん、俺達にはなんのことかがさっぱりわからない
河野「むぅっ!前にはリボンだとっ!?」
結子「キャァァァァァァ!!!」
突然、叫び出した結子は、何を血迷ったのか近くの机を河野に投げつけた
河野「ひでぶっ!!??」
そして、河野はそのまま倒れたのだった
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