二章

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直生「まったく、言わんこっちゃない……」 澪「何も言ってないけどね~」 結子に殴り飛ばされた河野を見て、直生は仕方がないとばかりに手を差し伸べる 河野「っ~……サンキューな直生」 直生「変なことに能力使うからだよ。勿体ぶらずに話せばいいのに……」 わりぃわりぃと、河野は謝りながら立ち上がった 河野「んじゃ、俺の能力の説明だ。さっきも言ったが、【リンク】ってのは使い魔との感覚の共有だ。今の俺だと視覚と聴覚のみだが、魔力のコントロールが上がれば、他にも、増えるはずだ」 さっきの説明通り、使い魔が戦う場合、契約者の魔力が使用される 普段、使い魔が小さくなっているのは契約者の魔力を抑えるためであり、その魔力のコントロールが上手ければ上手いほど契約した使い魔の姿が小さくなる ナルシー先生の使い魔が良い例だ あの巨大なドラゴンがポケットに収まるサイズにまでなっているのだ 相当のコントロールが必要だろう 河野の場合はそのコントロールが上手ければ、もっと増えるみたいだ なかなか便利だな 忠邦「かなり便利な能力だな」 河野「まぁ、そう言っちゃそうなんだが、使えるといったら偵察くらいだ。戦闘なんかじゃ役に立てねぇよ」 忠邦「十分だよ。それに、俺達は直接戦うわけじゃないからな」 そう言った河野は、はははと笑う 勝「でも、なんで、それが結子のパンツに結子「シッ!」目がぁぁぁぁぁ!?!?」 俺が結子のパンツについて聞こうとすると、突然目に鋭い痛みが走る またやられた!? 真太「……察しろよ…」 真太にまで呆れられる あきれている暇があるなら、はやく俺を助けろよ!
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