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真太「……勝、お前まだ……」
河野の様子を笑いながら見ていると、真太から声がかかった
いや~、俺がやられているときもああなってんだなぁ~
……笑えねぇよ
直生「そういえば、皆何してたの?零斗はともかく、僕はさっき来たところだからさ」
忠邦「あぁ、ちょうど、皆の使い魔の能力を確認してたところだ。お前ら二人には後で教えてやるよ」
河野「んじゃ、俺は、澪ちゃんにでも教えてもら結子「澪に近づいたら殺すわよ」………うなんてことはなくて、忠邦、頼んだ」
あ、あの河野が、結子に従っているだと……!?
よほどの恐怖体験だったんだな……
……まぁ、今だけかもしれんが
勝「それはそうと、俺の能力だったな。それなんだが、俺もよくわからねぇんだ」
忠邦「分からない?どういうことだ?」
結子「そうよ。使い魔との契約したときに、感覚的にわかるはずだけど?」
勝「そあいわれてもなぁ……。わからねぇんだから仕方ないだろ……」
そう、俺は未だにヒナタの能力が分からない
普通、能力というのは、契約時に自分で分かるものなのだ
理由としては、使い魔と魔力での繋がりが出きるため、契約者も劣化版とはいえ、能力の行使はできる
逃げていた直生が良い例だ
つまり、契約した時点で、契約者も本能的に能力は理解できるはずなのだ
しかし、ヒナタとけを交わした俺はそれがまったく分からない
下級の使い魔ってのは、皆こういうものなのか?
河野「なんだよぉ。それじゃぁ使えねぇじゃんか」
直生「零斗。そんなこと言っちゃダメだよ」
隣でブウブウ言う河野を直生がなだめる
そりゃ、俺だってそう思っている。だが、分からないものは仕方ない
忠邦「ま、あんまり気にすんなって。そのためのチームだ。俺達を頼ってくれればいい」
結子「そうよ。……ま、このくらいじゃ、あんたはめげないと思うけど」
たぶんこれは、結子なりに慰めてくれているのだと思う
長年一緒にいたんだ。それくらいわかる
勝「ありがとな。結子」
結子「…フンッ!//なんのことやら!//」
顔を薄く朱に染めながらも、そう返してくれた結子
結子の隣で、澪が「このこの~」とか言っているが、なぜそれで結子は慌て出すんだ
………うぅむ……謎だ
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