サバイバル

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忠邦「この川をもう少し川上へ上ったところに拠点を構えるぞ」 勝「あれ?確か、俺たちのチームには澪がいるから要らないんじゃ……」 忠邦「少し事情が変わってな。この間、澪に頼んで試しに飲ませてみたんだが、普通の人が飲むのはやめておいた方が良いみたいでな」 話によると、水属性の出す水は、飲み水としては問題があったらしい 何でも、普通の人が飲めば、腹を下すそうだ 結子「……で?飲ませたってことは、あなたは飲んでないのよね。……それに普通の人っていうのは…」 忠邦の発言が気になったのか、隣で澪と話していた結子が忠邦に尋ねる 忠邦「勿論、俺は飲んでいない。変わりに飲んだのは……」 と、忠邦は俺たちの後ろを無言で指差す 河野「あ~……そういや飲んだっけ?」 直生「………」ガタガタガタガタガタガタガタ そこにいたのは、確かに飲んだなと、いつものように笑っている河野と、尋常ではないほどに震えている直生だった ………おいおい、いったい直生に何があった? 忠邦「直生の方は、軽くトラウマになるほどだったんだが、河野は無事だったみたいだ」 河野「むふぅ、澪ちゃんの水。すなわち!!それは母にy結子「黙れ」ンゴァッ!?」 河野がしゃべっている途中で、横から結子のパンチが河野の顔面に入る まぁ、今のはナイスだ。澪の前では尚更だな 忠邦「まぁ、こんなことを考えている変態はなんの問題もなく、逆に直生のように普通に飲んだ奴は腹を下すわけだ」 なるほどねぇ………だから急遽水の確保が優先されたわけか それよりも…… 直生「………」ガタガタガタガタガタガタガタ 勝「あれ、止めた方が良くないか?」 未だに頭かかえて踞ってるよ。直生のやつ 真太「……任せろ」 すると、今まで黙っていた真太が直生のそばまで駆け寄っていき、その耳に話しかける 直生「ヒィィィィ!?分かったから!分かったからそれだけはやめてぇ!」 ……いったい何を吹き込んだんですかあなたは
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