サバイバル

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真太「……火を見て思い出した。………10年前のある村での事件…」 結子「確か、村人の生き残りはいなかったってやつよね?」 真太「………俺も詳しく調べた。……けど、あまりにも情報が少なかった……」 10年前の事件。これは知らない人はいないとまで言われている大事件だ 内容は、とある村に火属性の召喚士ご現れ、使い魔を使って村を焼いたというもの 生存者は0人と言われている 分かっているのは火属性の召喚がやったと言う事実だけだ 今もなお、召喚士が起こした事件として歴史に残っている 忠邦「真太でも分からない事件か……。犯人は誰か……だな」 カチャンと、何かが落ちる音がした 直生「…………」 見ると、直生が持っていたコップを落としていた 勝「おい、直生。大丈夫か?」 直生「……………え?あ、うん。何でもないよ」 しばらくの間のあと、直生は笑った だが、物凄く無理をしていそうな顔だ 忠邦「体調が悪いならもう寝ろよ。明日は大変だからな」 直生「うん。そうさせてもらうよ。それじゃ、皆、お先」 直生は立ち上がると、焚き火の光が届かないおくの方へ歩いていった 勝「なぁ、直生のやつ、大丈夫なのか?」 結子「大丈夫でしょ。いつもあの変態にくっついてんだから。直ぐによくなるでしょ」 そういうものか?体調が悪いっていうかんじじゃなかった気がするんだが…… 河野「……直生……」 そんな彼の小さな呟きは誰にも聞こえなかった
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