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結子「ふぅー」
落ち着くためなのだろうか。
結子は一息つくと、椅子から立ち上がった
なんでい! やっぱ緊張してるじゃねえか!
結子「ファリス出身の平井結子です。属性は氷。皆さんとは仲良くしたいと思っていますので、気軽に声をかけてくださいね」
……完璧だ
完璧過ぎて、いつもの結子じゃないみたいだった
こうみると、結子は一部を除く完璧な美少女であろう
現にクラスの男子が何人か見惚れている
違うんですよー。こいつは平気で目潰しを決めてくるやつなんですよー
結子「どう?見た?私の完璧な自己紹介は」
くっ……自慢なんかしてきやがって……!
勝「へいへい、よーございましたよー」
こういう時は、適当に返すのがポイント。
結子「なによ……その返事」
結子は少し気に入らなかったのだろう。
後ろの席でむくれていた。
勝「地味にいたいから止めろ」
結子「ふんっ!」
皆に見えない位置で、俺の背中をつねりながら……
つねられること5分ようやく自己紹介が終わった
福村「それじゃ、今から使い魔の召喚を行う。ホールに行くから、全員俺の後に着いてこいよ」
やっとか……
勝「結子、行こうぜ」
結子「ええ」
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