サバイバル

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まずは、河野がゆっくりと敵チームへ近づいていく 気づかれないようにそっとだ。 その様子を確認した俺と直生はそれぞれ反対の方から敵の周りへ 後はタイミングを待つだけだ 勝「……しっかしなぁ…」 やっぱり、不意打ちってのは気分が良いもんじゃない そりゃ、チームのためにはこんなこともいってる場合じゃないのだが、胸の中がモヤモヤして気持ち悪い 俺はそっと、敵チームを確認する 「でさ~」 「え~うそぉ~」 「そりゃやべぇえって!」 勝「………」 な、なんなんだ……あの集団は… 視線の先にいたのは、ペチャクチャと話続ける7人の集団 いくらなんでも気が抜けすぎじゃないか? 敵チームは周りをすでに包囲されていることにも気づいている様子はない それどころか、サバイバルなど関係ないとでも言うように、会話を楽しんでいる 勝「……少しは気づけよな……。昨日乗りきって安心してんのか?」 ともかく、俺はタイミングを待つしかない あんな呑気なやつらに不意打ちで攻撃するのは些か卑怯なように感じてしまうが、これも仕方がない エラス「グオォォォォォォ!!!」 「ッ!?い、いつの間に!?」 「マジかよっ!?」 突如、敵の目の前に巨大化したエラスが現れる。 その光景に、敵は慌て始める エラス「ガァァァ!!!」 駆け出したエラスはそのまま丸くなり、体に土を纏って転がり始める エラスの得意技、アースドライブだ 「みんなよけろっ!」 その合図に反応できた6人はその場から飛び退く しかし… 「がぁっ!?」 反応できなかった一人は使い魔を出すことなく攻撃を食らった すると、首についていたペンダントが割れ、そいつは青い光に包まれると、もうそこにはいなかった おそらく、学校の方へ転送されたのだろう 「くそッ!戦闘準備だ!」 リーダーなのだろう。そいつがそう言うと、他のメンバーも使い魔を出す 勝「やっぱり、中級か……。リーダーてきなのは上級か」 やっぱ、俺以外で下級はいねぇのか 「お前らはあの熊みたいなのを頼む!他にもいるはグアッ!?」ガン! 突如、そいつの体に氷の塊がぶつかった 結子「遅いわよ」 我らが結子の登場である
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