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「クソッ!逃げるぞ!」
「バウッ!」
生き残った生徒が自分の使い魔の背中に跨がると、そのまま逃走を図ろうとする
勝「にゃろぉ!ヒナタ!攻撃だ!」
ヒナタ「………」
……あれ?反応なし?
頭の上に乗ったヒナタに指示を出すが、いつものように鳴き声が聞こえるわけでもなく、全く動く様子もない
ヒナタ「………スピー」コテン
勝「肝心なときにぃぃぃぃ!!」
いつの間に寝たのやら、ヒナタはイビキをかきながら、スヤスヤと眠ってしまっていた
「クソッ!残ったのは俺だけかよ…」
一方、こちらはなんとか勝たちから逃げ延びた生徒
現在は先ほどのところから遠い場所で使い魔から降り、体力の回復中だった
「まさか奇襲されるとはな……。クソッ!絶対一泡吹かせ真太「………油断大敵」なっ!いつの」ガスッ!!
突如、背後に現れる真太
その直後には首筋に手刀を放ち、そのまま転送させた
真太「……任務完了」
忠邦「よし、真太のほうも成功したわけだが……」
チラリと俺の方を見る忠邦
心なしか、非常に呆れたような目だった
結子「……あんた、何してたの?」
はい、一番役に立たなかったの俺ですね
忠邦「確かに、不意打ちはお前の性にあわないかもだったが…」
勝「………本当にすまない…」
だが、これは全面的に俺が悪いため、なにも言い返すことはできない
ヒナタもヒナタだが、俺も俺だ。諦めよう
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