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ヒナタ「ピィァ~………」
あのあと、しばらくしてからヒナタが目をさました
といっても、その間に再度違うチームと戦っていたため、その時も俺はなにもできなかったんだが……
ちなみに、誰一人欠けることなく勝った
勝「はぁ……。ヒナタ、おはよう」
ヒナタ「ピィ?ピイッピイッ!!」
俺の声に元気よくこたえるヒナタ。そのまま俺の頭の周りをグルグル飛び回る
まぁ、これでやっと戦闘に参加できるな…
忠邦「お、ようやくヒナタも起きたのか。ずいぶんかかったな」
ヒナタの鳴き声に気づいたのか、忠邦がこちらにやって来る
勝「おう。たった今だぜ。……にしても、何でなんだろうな」
ウトウトすることは日常茶飯事なのだが、ここまで深い眠りについたのは、今回が初めてだ
忠邦「お前が分からないんだったら、俺にも分からねぇよ。体の方はなんともないんだろ?」
勝「ん?あ、あぁ。魔力を使ってる感じもしないしな」
忠邦「ん~……真太にでも聞けばわかるか?」
真太「……呼んだか」
勝「ぬぉっ!?ビックリした……」
忠邦が真太の名前を出したとたん、俺の隣に真太が現れた
音も聞こえなかったぞ……
忠邦「話は聞いての通りだ。分かるか?」
まるで、さっきから聞いてたんだろ?というような聞き方。それが本当なら、こいつはどこまでハイスペックなんだよ
真太「……前例がない」
勝「ハハハ……やっぱ聞いてたよねぇー」
もういやこの人
忠邦「そうか……。ありがとうな」
真太「……構わない」シュッ
そういい残して、真太はその場から消えた
……もう驚かないぞ
勝「たく……で?皆はどうした?さっきから姿が見えないんだが…」
ていうか、何で俺さっきまで一人だったんだ?新手のイジメ?なにそれ怖い
忠邦「安心しろ。この岩の裏手にいる」
そういって忠邦は俺の後ろを指差した
顔をそちらに向ける
そこには、有に5mはあろう巨大な岩がドンッとたっていた
……あ、俺の被害妄想だったんですね
忠邦「そろそろ移動するぞ。ほら
立て」
勝「おぉ。サンキュ」
差し出された手を取り、一気に立ち上がる。
それと同時にヒナタも俺の頭の上に止まった
忠邦「よし、行くか」
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