machi.番外編5

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「おい、うい! お前、なんてことを!」 部屋に上がった悠馬が一部始終を見て鬼の形相で飛んできた。 「早く離れろ。早く口を拭け」 俺の首にしがみつくういを引きはがそうと、ういの小さな身体に手を回す。 「やーだ」 ういがますます強く俺にしがみつく。 「お前、そこは、大きくなったらパパと結婚する!だろう?」 悠馬が本気で悔しそうな顔をしてういをのぞき込む。 「やー。パパきらいー」 ういが悠馬から顔を背ける。 「おい!」 ショックを隠し切れない悠馬に 「親と結婚できるわけないじゃん。無駄な夢見ない方がいいよ」 翔が追い打ちをかける。 「お前ーっ、ママと結婚するって言ってたくせに」 「ういは僕より聡明ってことだね」 「ゆいーっ、俺の味方がいない―――」 悠馬が部屋からにこやかに眺めていたゆいに泣きついた。
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