第3章
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腕は、何度も残念だ、と呟いた。 暫くすると私はやっと冷静を取り戻し、自分の腕に問いかけた。 「お前は、何者だ!」 「うん。おれか?」 「そうだなぁ~右腕だから、手としておこうか?」 「名前だよ。」 「だから手さ」 「へぇ~じゃぁ、その手さんに御尋ねしますが、お前は誰だ!」 「だから俺は、手だよ」
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