第3章
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朝、起きると真っ先に僕は手に聞いた。 「それで、手さんは、これからどうしたい訳?」 変な話だが私は、自分の右手に尋ねたのだ。 こいつは読書家だ。 暇さえあれば、本を読んでいるのだ。 現にこうして、僕が寝ている間も昨夜は、一睡もせずに本を読んでいたらしい。 部屋のあちこちは、百科辞典やら色々な書物で散乱していた。 「あっ!これって俺が、片付ける訳?」 僕は、突然思った。
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