第1章

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不思議な生物は、地球上で出会ったどんな生物よりおかしかった。 生物?果たして本当にこいつは生物なのか? 否、確かに生物である。 私は無我夢中で、その生物が私の肉体に侵入するのを阻止した。 実態のない生物。 観念の生物。 そいつは、なんとあろうことか、私の腕をめがけて、侵入を心みたのだ。 腕に直接ズブリと侵入したのだった。 そして、そいつはそのまんま、体の全部を私の腕の中に埋没させたのだった。 直ぐに、二、三センチのそいつの姿は、私の視界から消えた。image=463249094.jpg
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