第2章
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父は、腕の付け根を縛っている私を眺めて、笑いながら喋った。 「否、蛇が侵入してきたんだ。」 「処で、その蛇とやらは、何処にいるのだ。」 と、父は言った。 私は、腕を見たが蛇は居なかった。 「あれぇ!おかしいなあ!」 蛇はいつの間にか居なくなっていた。 私一人が、腕を縛った状態で一人で大騒ぎしていた。 自分自身でも馬鹿じゃないか? と思った。
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