絶望的男子

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「全くこれだから人間は嫌なんだよ。汚いし脆いし、あ、僕も人間だったね。 自分が人間だなんて絶対しすぎて忘れてたよ」 男の独り言は続く。 パソコンをシャットダウンして机の上に置いてあるミルクティーを一口飲む。 ――男性視点―― 僕の名前は、神藤拓人(ジンドウタクト) 15歳。しがない高校生だ。 僕は学校にはあまり行かない。引き篭りって訳じゃないけど、クラスの皆が僕に来て欲しくなさそうだったからできるだけ行かない様にしている。 と言ってもほとんど毎日行ってるけどね。 たまたま今日は行く気にならなかっただけ。 だから暇つぶしに政府の極秘情報を見てたんだ。 けど結局、前に見た時となんらかわりなかったからつまらなかったよ。 「僕を楽しませてくれる者はないのだうか」 思わず、こんふうに呟いてしまう。 それ程日常が暇なんだ。
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