絶望的男子

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お腹が減ったので自分の部屋から出て、下に降りる。 下に降りてリビングに入ると1人の女性が居た。 その女性は拓人を見て不機嫌そうな顔をする。 「あら、あんた居たのね」 素っ気なくそう言い捨てる。 「居たら何か不都合でもあるのかな?それにそっちこそ何でこの時間に居るの?お姉さん」 そう。リビングに居た女性は拓人の姉の 神藤侑希(ジンドウユウキ)だった。 「相変わらず嫌味な言い方をするのね。今日は学校を休んだのよ。あんたは何しに降りてきたのよ」 嫌悪感を包み隠さず出しながら侑希は言った。 「別に....ただお腹が空いたから何か食べ物を取りに来ただけだよ。学校をサボるなんて成績優秀で文武両道、尚且つ見目麗しい貴方がするとは思わなかったよ」 嫌味ったらしく言う拓人。 確かに侑希は学校でも優秀な生徒であると同時に見目麗しいので人気があった。
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