唯一の選択肢

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我々が歩んできた道はどれもが違う道だろう。 だが全ての道に希望や幸せは落ちているものだ。 拾わないのか拾えないのか はたまた気付いていないのか。 十人十色の言葉と 十人十色の想いがある。 それは決して足して割れるものではない。 我々は我々を騙し騙されあい尊重しあうことで世界はなりたっているのだと かの思想家は言っていた この世に生まれ落ちた人々が 生きる事は選択出来ず 死ぬ事は選択出来る。 頑張って頑張って頑張っても ボロボロになったら休めばいい。 休める時に休めばいい。 誰も否定しない。 肯定もしない。 我々だけの我々の道。 壁と思っているものが ただの扉かもしれないよ。 戦って戦って戦っても 何も得られぬまま死にゆくのならば 逃げたらいい。 新たな戦いを挑むのも一つの勇気だろう。 苦しいならば叫べばいい。 声が枯れるほどに叫べばいい。 声を出さねば誰も気付くことが出来ないよ
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