開戦ですよ、魔王さま

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魔王「勝ちー!」 聖王「……あぁ負けだよ」 僧侶「色んな意味でな」 聖王「うるせーよ黙ってろこの年上好き!魔王、コイツ昔から年上としか付き合ってねーんだぞ!お姉さんプレイとか好きに決まってる!」 魔王「お姉さんプレイ……ねぇ」(ニヤリッ) 僧侶「真に受けないでくださいよ。さて聖王、我々の譲渡案はコレだ」(ピラッ) 聖王「……そこそこ痛いな」 魔王「関税の廃止やなんやらだけよ。あくまでそちらとの国交をし易くするだけの要求よ」 僧侶「まぁすぐさまとはいかない、だろう?」 聖王「……こちらが勝ったらそう出来たんだがな。これでは教会の連中を黙らせるのが先だな」 魔王「とりあえず魔国との会談は『両者にとって有意義な物であった』としときなさい。戦争ごっこに出陣した兵士には口止めもね」 聖王「……はぁ、これは目的までしばらく掛かるな」 魔王「モンクを嫁にしたいなら何時でも出来るでしょ?命令すればすぐじゃん」 聖王「それが目的ではないが……モンクも大分『人』らしくはなってきたがまだ『道具』意識が強い。奴の意思が無い限りはせん」 魔王「男前ね。それで目的って何?」 聖王「……魔界と天界、双方からの干渉の断絶」 僧侶「それは……どういう意味か分かっているのか?」 聖王「こちらから仕掛ける気は無い。だが……その時が来れば必要だからな。聖王国と魔国、手を組んで自分が上だと思ってる奴らに教え込んでやろうじゃないか。人間と魔族、舐めんなよって」(ニヤリッ)
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