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魔王「あーさっぱりした」
メイド「ま、魔王さま!いくら何でもバスタオル一枚でウロウロしないで下さい!変態だって一人居るんですから!」
魔王「先に半殺しにしといたわ~。さて、牛乳飲も……ってあら?」
僧侶「……」(カリカリ)
メイド「珍しいですね僧侶さま、食卓で仕事なされてるなんて」
僧侶「少し仕事が溜まっててな……食事の前にもやっておかんと終わらんのだ」(カリカリ)
魔王「ふーん……」
メイド「魔王さま、今ミルクをお持ちしますのでしばらくお待ちを」
魔王(……いくら仕事中とはいえバスタオル一枚の私が側に居るのに反応無しとは気に入らないわね。よし、)
魔王「えいっ」(ムニュン)
メイド「お持ちしま……って何やってるんですか!?」
僧侶「……すいません魔王さま、ご用ならこれが終わってから承ります」
魔王「……えっ、ちょ、あの、」
僧侶「……」(カリカリ)
メイド(ま、魔王さまの胸を押し付けられて無反応!?さ、さすが僧侶さま!!)
魔王「……メイド、牛乳もう要らないわ。服着て寝る!」
メイド「お、おやすみなさいませ……」
僧侶「ふぅー、終わった。アレ、魔王さま居なかったか?」
メイド「……えっと、気づかれなかったんですか?」
僧侶「何が?」
メイド「さっきまでその……魔王さまがバスタオル一枚で僧侶さまの背中に抱き付いていたのですが」
僧侶「……何……だと……!?」(ガーン)
メイド(あっ、気付いてなかったんだ。というかこんな顔初めて見た)
僧侶「な、何故だ……何故だ!!何故気付かなかった!!バスタオル一枚だと!?そんな男なら誰もが憧れるシュチュレーションに何故気付かなかった!!何故だ何故だ何故だ!!」(ドンッ)
メイド「そ、僧侶さま、落ち着いて……」
僧侶「あっ、あぁそうだな……こんな事をしても無駄だ……急いでタイムマシンを作らないと……!」
メイド「全然落ち着けてない!?時間は戻って来ないんですよ!!」
僧侶「そんな……そんな事は……あぁ……ちくしょう……!」
メイド(そんなに悶絶することなのだろうか)
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