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メイド「僧侶さま、準備が出来ました」
僧侶「分かった、中庭に集合させておいてくれ」
メイド「分かりました。しかしかなり集まってますよ」
僧侶「聖王のおかげで聖王国からも来ているのだろう。一応休戦という事にはなっているが時期に和平も結ばれるだろうしな、その前に軍の雇用試験があると知れば感の良い奴ならそりゃ集まるだろう」
メイド「聖王国の国民は信仰深いとばかり思っていたのですが……」
僧侶「金持ちはな。国民にとっては稼げりゃどっちでも構わないんだよ。神様に物捧げても返ってくるのは教会連中の当たり前だと言わんばかりの視線だ。生きる為なら土地や国への執着なんて捨てるさ」
メイド「その気持ちは……私には分かりかねます」
僧侶「それが一番だ。さて!辛気臭い話は置いといて仕事をしますか!」
魔王城 中庭
僧侶「おーぞろぞろ居るな」
メイド「どうやって選定されるお積もりで?」
僧侶「見せてやろう、俺のエクシードを」
メイド「何処の知られざる天才剣士ですかそれ」
僧侶「メイドもツッコミの腕が上がって何よりだ。それじゃ真面目にしますか。偉大なる魔王さまに仕えんと集まった者たちよ!今から試験を始める!」
兵士A「とっとと始めろや!まぁ俺が受かるに決まっているがな!」
僧侶「威勢が良くてよろしい。まぁ筋肉ダルマの偉そうな奴なんて負け犬臭しかしないからオススメはしないがな」
メイド「完全に三下フラグですね」
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