若いですよ、魔王さま

10/12
前へ
/1400ページ
次へ
魔王「で、何なのかしらこの状況?」 僧侶「主な仕事は終わったので精霊使いには休暇の終わる一週間後までしばらく城の警備を頼もうと思ったのですが……突然学校を辞めてここで働きたいと言い出して」 勇者「ちょうど俺達が来た時にそれが聞こえちまってな。戦士が猛反対したら精霊使いと喧嘩になった」 精霊使い「お父さんが何と言おうと私の愛は止まらないよ!ここで働いて傭兵ちゃんと一緒に暮らす!」 戦士「急く事では無いだろうが!とりあえず学院に戻れ!!」 精霊使い「やーだー!!」 魔王「……親子喧嘩かよ。僧侶、ニヤニヤしてないで何とかしなさい」 僧侶「了解です魔王さま。二人とも、少し落ち着け」 戦士「ぬぅ……ここまで頭が硬いとは思わなんだ」 僧侶「はっきり言って戦士が正しい。卒業まであと一年も無いんだ、我慢しろ……と言いたいがまぁ好きな者と共に居たいという気持ちも分かる。という事でだ、決闘しろ。勝った方の言う通りにすれば良い」 精霊使い「よっし!必ず勝つ!!」 僧侶「ただし放てるのは一発のみ。つまり秘奥義をぶつけ合う決闘って訳だ」 戦士「上等じゃ!」 僧侶「それでは……」 戦士&精霊使い「デュエル!!」(LP4000) 魔王「それ別の意味のデュエルだから!」
/1400ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14964人が本棚に入れています
本棚に追加