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俺は剣を再びスライムに構えさきほど見つけた”核”をめがけて打ち込む。
何度も感じたゼリーを潰す触感に加えガラスが割れるような音が響く。
するとスライムは復活することなく、溶けて地面に浸透してしまった。
「お…終わったのか?」
意外とあっけなく終えた初戦闘は、俺の洞察力の低さが仇となった苦の戦闘に終わった。
だがこの戦闘で味をしめた俺は次々にスライムを見つけ斬り倒す。
俺は別に殺戮が好きなわけではないがこのスライムは核を討つだけで倒せるのですぐにお金が貯まるのだ。
今の所持金2600G。それにスライムからでる”ゼリー状の雫”は商店で売れるのでガロン村に行くまでに集める。
クロスソードの序盤ではこのお金の貯め方が基本だ。
俺はスライムからでる雫をどんどんポーチに詰め込んでいく。
村長からもらったガロン村までの地図を頼りにスライムと戦いながらも前に進む。
数十キロあるときいていたが目の先にはすでに村が見えていた。どうやらこの世界と元の世界とでは距離感が違うようだ。
村が見えてきたこともあって俺は気持ちが高ぶり走り出す。
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