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第一章:クロスソード 光と闇の剣
学校から帰ってくるとリビングにゲームがおいてあった………。
最近では遊ぶ人を見かけなくなった古いゲーム機。
「懐かしいな、スパコンか。」
あまりの懐かしさに小さな声を漏らす。
スーパーコンピューター、略してスパコン。
俺がまだ幼かった頃に親から買ってもらったゲーム機だ。
おそらく弟の千尋が遊んで置きっぱなしにでもしたのだろう。
俺は千尋がどんなソフトであそんだか気になり、スパコンにセットされているソフトに目を落とす。
『クロスソード 光と闇の剣』
と表示されている。
クロスソード……当時の俺に真のゲームというものを教えてくれた名作だ。
「かなりやりこんだっけ…このゲーム。」
最終的にデータが消えて泣いたっけな。
いまの時代ちょっとやそっとじゃデータがとぶことがない。
時代の変化というものは偉大だな。
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