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第二章:はじまりの村
意識を失っている間に何が起こったのだろうか。
いま俺は真っ白でなにもない場所に立っている。
家具はおろか背景すらないのだ。
永遠と続く真っ白な空間の中で俺は放心状態になっていた。
「こんにちは!」
「うわぁっ!!!???」
急に肩に手を置かれたので驚いて少し飛び跳ねる。
そこには小柄で可愛らしい女の子がいた。
「クロスソードの世界へようこそ!あなたの名前を教えてください!」
「あ…誠也です。」
不意に名前をきかれたので名乗ってしまう俺。
「性別は男ですね!それではクロスソードの世界をたっぷりと堪能してきてください!」
彼女はそれだけ言うと体が砕け散り、ポリゴン片になって姿を消した。
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