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女子は体育館、男子はグラウンド。
男女共2チームある。
私はBチーム。
みっちゃんと一緒。
「春佳ー!うちら午後だから男子の応援行くよ!」
「はーい!!」
涼、出るんでしょ?
多分女子率多いな……………
「「キャー!涼くんかっこいい!」」
やっぱりね。
相変わらず人気物ですね。
そして、さすが涼。
サッカー上手。
「おー春佳!見とけよ!俺のシュート!」
「はいはい………」
あんたのシュートなんざ……………
「「うわぁぁぁあ!!!」」
あ、
入った………
本当に入った。
「見たか!春佳!」
「うん!すごいね!っつ、涼!?」
急に抱きしめないでよっ!
「じゅ~でん~…………」
はぁ!?
「こいつ、ゲーム始まってからずっと『春佳に触りてぇー』ってうるさかったんだぜ?」
「土田くん。」
「光輝、お前は余計なこと言うな!!」
あっ…
離れた。
てか、
「涼、土田くんと仲良かったっけ?」
涼は男女共に人気あるけど、教室ではいつも私と一緒だから、他の男子といることを見たことがないよーな。
土田くんは私と同じ中学校で、あまり目立たないタイプだった。
その土田くんと涼が仲良かったのに驚きなんだけど………
「こいつ春佳と同中で同クラだったらしいなぁ?」
「うん。」
「よく見たらイケメンだし?俺から話しかけたってわけだ。意外に面白いぞこいつ!」
「意外って何だよ!!」
ん?
みっちゃん、さっきから黙ってるけど………
「みっちゃん?どうしたの?」
「えっ?………あっ……私トイレ行ってくる!」
「?うん……」
何か変………
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