7061人が本棚に入れています
本棚に追加
「じゃあ宮下は熊谷に頼むか。どうにも人手が足りなかったら言えよ。
部長の無理難題は相変わらずだから、そのくらいはなんとかしてやる」
笑いながら肩を叩かれて、よろしくお願いします、と頭を下げた。
課長は、部下を信頼して仕事を任せるタイプだから、大変だけどやりがいがある。
そして、まかせながらもきちんと目配りをして、最終的な責任は持ってくれる。
そんな上司だ。
一昨年までいた経理課の課長とは違ったタイプで、これまた勉強になった。
違う人と組むことは、新しい発見につながる。
宮下にもいろいろな経験をつませなければいけない。
そこから自分なりのやり方を見つけて、俺を超えていって欲しい。
最初のコメントを投稿しよう!