turn1-1

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「他に何??」 面倒になってきた僕は、ぶっきらぼうに言い放った。 酷いようだが、僕はあれが気になって仕方ない。 だからさっさと帰りたい、そんな思いだった。 「明日一緒に片上さんと3人で帰れる?」 ため息が出そうだった。 あからさまなんだよね、吉津って。 雫を好きなのはわかるが、それは困る。 「雫がOKとでも言うと思うか?」 ハッとすると、今度は黙り込んだ。 全く忙しいやつだ。 「というかまず」 「うわっ!?」 「その、‘片上さん’呼びから直せば?」 吉津の前に手を出し、もう来るなという合図をしつつ、前から気になっていたことを告げた。
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