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「他に何??」
面倒になってきた僕は、ぶっきらぼうに言い放った。
酷いようだが、僕はあれが気になって仕方ない。
だからさっさと帰りたい、そんな思いだった。
「明日一緒に片上さんと3人で帰れる?」
ため息が出そうだった。
あからさまなんだよね、吉津って。
雫を好きなのはわかるが、それは困る。
「雫がOKとでも言うと思うか?」
ハッとすると、今度は黙り込んだ。
全く忙しいやつだ。
「というかまず」
「うわっ!?」
「その、‘片上さん’呼びから直せば?」
吉津の前に手を出し、もう来るなという合図をしつつ、前から気になっていたことを告げた。
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