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やっぱりそれでもいいよ、と言おうとした時、また指を鳴らした。
「知り合いに渡して、そいつに誰かのロッカーに入れてもらうんだ。」
「誰か?」
「そいつにとっても誰か。」
確かにそれならつながりを持たない……
「なら君でもいいじゃん。」
「おいおい、俺はお前の一人の友達だろ?お前の正体バレるぞ。」
「……それもそうだね。」
もっと友達作るべきだった。
「じゃあ明日また来るから。明日ノート取りに来るから!」
「わかったわかった!書いとくって。」
机にあった使ってない新品のノートを手にとって書き始めた。
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