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陸が聞き返すと、薫は小さく笑って下を向いた
「……った、から。」
「?ごめん、聞き取れなかった…」
「じゃあいい。」
「なんだよwww」
陸は千春に「なんて言ってた?」と首を傾ける
千春も首を傾げて陸と薫を交互に見た
薫は椅子の背にもたれかかり、人差し指を口にあてて微笑んだ
「くすっ、内緒。」
薫はなかなか掴めない
けど、凄くいい人だってことは分かる
二人には聞こえなかったかもしれないけれど、私は聞こえてたんだ
薫が「お前と一緒に部活したかったから」って言っていたのを、ね。
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