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「あ!紗由奈、弓道始まる―」
「ほんとうだ!カッコいいね♪」
「そういえばだいぶ黙ってたなぁ」
「誰かさんのおかげで喉がスースーするんだもん!」
既に部活動紹介は始まっているようで、ステージ上では弓道部がパフォーマンスを行っていた
その様子を千春はキラキラした目で見上げる
「かっこい~!!」
「弓道もかっこいいけど、次もかっこいいかもよ?」
「え、次なに?」
「えっとねー…、これ~」
「おお!ねえねえ、りっきゅん…って、倉きゅん寝るの早っ!」
千春の声で振り返ると、陸の隣で薫がこくこくと眠っていた
「このー、さっきの仕返しだー」
つんつんと頭をつつく
隣から陸も真似して頬をつつく
突然陸の手がすごい勢いで払われた
薫がボソッと呟く
「安眠妨害…」
「帰って寝なさい」
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