魔法の香水

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 その一か月後、彼女から代金の振込と封書でのお礼が店に届いた。めでたく彼と婚約したとの事だった。  すると電話が鳴った。彼女の友人だという若い女性の声で自分も魔法の香水が欲しいと言う。店主は翌日来店するよう告げて、急いで香水の調合を始めた。  店主は冷蔵庫から材料を取り出す。薬局で買った、精製水と消毒用アルコールのボトルを。
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